荒金ふとん店

荒金ふとん店

はじめに

一言で言えば、「打ち直し」というのはふとんを再生加工(リフォーム)して新品同様に作り直す技術のことです。

これは江戸時代から行われていますが、機械技術の発達により、安価で品質の良い再生加工が可能になっています。ふとんの中の綿を機械にかけてほぐし、繊維1本1本をブラッシングしながらゴミや埃を落とし、高温の熱風にさらして除湿殺菌を行います。

その後、熟練の職人の手仕事で幾つもの工程をへて、中厚の敷布団や掛心地の良い掛ふとんに生まれ変わります。金額も中綿の原料代がかかりませんので、同品質の新品を購入されるよりも半額~2/3位の価格で購入することができます。

布団の布を剥ぐ

ふとん側をはずして、ワタを取り出しました。

ワタをばらばらな状態へ

ばらばらから平面型へ

ばらばらになった綿を平面な形へ整えていきます。

繊維を整え、巻き取ります

折りたたみます

布団に作り直します

布団の打ち直しの効能にはどんなものがあるでしょう?

打ち直しをすると、お布団の側(がわ)生地が新しくなり、中身を殺菌、乾燥、ホコリ取りまでしてくれるので、クリーニングや、丸洗いよりもダニ、カビ対策になります。

また、いったん中身を取り出してほぐし直しするので、サイズの変更や保温力がアップするなど、今までのご不満な点を改善できます。

打ち直しが必要な場合とは?

・長年使用してぺちゃんこになっていて寒い、寝心地が悪い
・ふとんが重くて上げ下ろしが大変。(軽量化もできます)
・生地が破けた、汚れた、臭い
・ペットが汚した
・ふとんのサイズを変えたい
・お気に入りの生地を使ってふとんを作りたい
・用途に合わせて敷布団や掛布団を子供用やコタツ用などに作り変えたい

他の人の布団と混ざったり取り替えられたりしないの?

弊社はすべての工程を自社で行っておりますので責任を持って、お客様一人ひとり個別に作業しております。

前より重くならない?

お預かりした布団をうち直しする工程で中綿の重量の4~5%はゴミとして除去されます(綿布団の場合6.4kgの内約300g)ので足し綿をしなければ確実に少し軽くなります。尚、綿の一部を処分して化繊原料を補充することにより同じボリュームで更に軽くすることも可能です。ご相談ください。